ブルーベリーに与える液肥など、栽培で有機果実に育てるポイント

手軽に栽培できる果樹として人気のあるブルーベリーですが、肥料はどのように与えればよいのでしょう。

固形のものと液肥、無機肥料と有機肥料、ブルーベリーにはどのような肥料が適しているのか解説します。

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肥料に含まれる成分

肥料には、主に窒素、リン酸、カリウムといった3つの成分がが含まれています。

窒素は植物を大きく成長させる作用があり、大きく枝葉を広げるためには欠かせない成分です。

ただし、土中に窒素が増えすぎると、茎が徒長してしまうので弱々しく成長し、害虫に侵されやすくなります。

リン酸は花や実つきを良くする成分です。

開花期や結実期には欠かせない成分となります。

カリウムは根を成長させる栄養です。

肥料にはこの3つ成分が様々なバランスで混ぜられています。

ブルーベリー栽培の場合、休眠期から目覚める2月頃にはカリウムが、開花期から結実期にあたる4~7月にかけてはリン酸が、枝葉を伸ばす夏期には窒素を必要とします。

有機肥料と無機肥料

肥料選びには有機肥料と無機肥料という2つの要素もあります。

無機肥料は化学肥料とも言われて、鉱物に含まれる成分から、植物の成長に必要な成分を集めて作られています。

無機肥料は含まれる成分がそのまま植物に吸収されて栄養となるので即効性が高い肥料とされています。

有機肥料は、生物由来の有機物を土中に撒いて、それを土中の微生物が分解することで効果が現れます。

微生物が分解するまでに時間がかかるので、ゆっくり効果が広がる緩効性肥料とされます。

ブルーベリー栽培では時期によって求める栄養が違っていたりもするので、緩効性肥料の有機肥料が良いとされています。

液肥のメリットとデメリット

肥料では土に混ぜて使う固形肥料が一般的ですが、液肥と呼ばれる液体の肥料もあります。

液肥は植物が直接吸収できることから、より即効性の高い肥料となります。

市販されている液肥は濃度が高いものが多いので、水で薄めるなどして土に撒いたり、葉にかけるなどして与えます。

ブルーベリー栽培では露地植えの場合はそこまで肥料には神経質になる必要はありません。

ブルーベリーは元々野生に生息していた果樹です。

自然界には肥料をあげてくれる人なんていないですよね。

年に一回程度の施肥で十分成長してくれます。

ただし、鉢で栽培している場合は、土が栄養不足になりやすいのでこまめな施肥が必要となります。

ブルーベリーは窒素やカリウムが欠乏すると葉が赤く変色することがあります。

そういった症状があった場合は、即効性の高い液肥で一時的にでも養分を補ってあげると元気になります。

それと合わせて緩効性の有機肥料を土に混ぜてあげると回復しやすくなります。

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