ブルーベリーが何となく健康に良いものというイメージはありますが、実際にはどのような栄養成分がその効能を生み出しているのでしょう。
ブルーベリーの栄養成分やそれによる効能を解説していきます。
ブルーベリーの際立つ栄養
ブルーベリーが他の果物と比べて際立っている栄養成分は何なのでしょう。
ブルーベリーが他の果物と比べて際立っているのは廃棄率の低さです。
廃棄率とは、その食品を食べるときに皮などの捨てる部分の割合のことです。
ブルーベリーは丸ごと食べますよね。
つまり廃棄率はゼロです。
多くの果物は皮を剥いたり、種を出したりするので一定の廃棄部分が出ますが、ブルーベリーは皮も種も食べます。
ブルーベリーの種は意識しない人も多いかもしれませんが、ブルーベリーの実の中には小さな種があります。
この、皮も種も食べられるということが、栄養素の面で大きなメリットを生んでいます。
それは食物繊維です。
ブルーベリーは果物の中でもトップクラスの食物繊維含有率です。
また、ブルーベリーの皮にはアントシアニンというポリフェノールが豊富に含まれていて、このポリフェノール成分による様々な効能があります。
各栄養による健康効果
豊富な食物繊維による健康の効能は整腸効果や便通改善です。
便秘がちな人にはブルーベリーは最適な食材となります。
ポリフェノールのアントシアニンによる効能は様々なものがあります。
アントシアニンには強力な抗酸化力があるので、体内の活性酸素を減らして、老化対策に効果があります。
現代人は様々なストレスによって活性酸素が増えやすい傾向にあり、活性酸素によるサビは様々な現代病を引き起こしていますが、ブルーベリーによって活性酸素を減らす効果に期待できます。
また、アントシアニンは摂取後に網膜外装に届けられるということがわかっています。
アントシアニンは網膜で、光を認識するときに必要なロドプシンというタンパク質の合成を助ける役割があります。
ブルーベリーの栄養成分にはこのような効能があるので、眼精疲労の回復に効果があるとされます。
ブルーベリーの効果的な食べ方
ブルーベリーの栄養成分から効能を得るために効果的な食べ方についてみていきましょう。
ブルーベリーは先にも書いたとおり、丸ごと食べるということが大切です。
丸ごと食べることでアントシアニンもしっかり摂取できます。
また、アントシアニンは加工にも耐えるので、冷凍したり、ジャムなどにしてもアントシアニンの摂取が可能です。
生のブルーベリーが手に入りにくい場合は、そういったものからアントシアニンを摂取できます。