せっかくブルーベリーを植えたのなら美味しい実を食べたいですよね。
しかし、家庭菜園ではどうしてもブルーベリーの味がないとか香りが薄いといった、残念な実になってしまうことがあります。
ブルーベリーに味がないときの対策などについて説明します。
美味しいブルーベリーのための肥料
ブルーベリーは2月ぐらいから花芽をつけはじめ、4月に花を咲かせて、初夏に実をつけます。
この時期に、ブルーベリーは多くの栄養を必要とするので、痩せた土になっていると、味がない、美味しくないブルーベリーが実る原因となります。
美味しいブルーベリーを実らせるためには、この時期に十分に栄養のある土で成長させてあげることがポイントです。
しかし、ブルーベリーの場合はすぐに効き目がある速効性肥料よりも、ゆっくりと効果のある緩効性肥料を好む傾向にあるので、花が咲いたり、実がなったからといって肥料をあげていたのでは手遅れとなります。
ブルーベリーは休眠から覚める2月頃に緩効性肥料をあげることで、ゆっくりと肥料が土に広がり、初夏には美味しい実の栄養となってくれます。
味がないのは収穫法に問題
家庭菜園で収穫したブルーベリーに味がないのは収穫法に問題がある場合もあります。
ブルーベリー1つの株から多くの実がとれますが、全ての実が一度に完熟するわけではありません。
ブルーベリーの実は他の果実と比較して小さいので、一度になるべく多くを収穫したいという気持ちはわかりますが、青くなっているからといって全ての実を収穫してしまっては未熟果まで収穫してしまい、味がない実を食べてしまうということに繋がります。
また、ブルーベリーはバナナなどの様に収穫後に追熟するということはないので、完熟していないブルーベリーの実を摘んでしまった場合は、味がない状態で食べるしかないのです。
ブルーベリーは青くなってから1週間ほどかけて完熟します。
そして、完熟すると果軸まで色づきます。
青くなったブルーベリーの実をみつけたら、そこから1週間ほど果軸の色づき具合も見ながら完熟を見極めるとよいでしょう。
美味しい食べ方
では最後にブルーベリーの美味しい食べ方をみていきましょう。
せっかく自分の庭で育てたブルーベリー、ぜひ生で食べたいですよね。
しかし、ブルーベリーを収穫する初夏は気温も高いので、そのまま食べると温度のせいでエグ味を感じてしまうこともあります。
そこで、収穫したブルーベリーを洗って、冷蔵庫で冷やしてあげることで、雑味の少ない美味しいブルーベリーを食べることができます。
また、冷蔵庫で冷やすことで雑菌の繁殖を抑えることもできるので一石二鳥となります。