病気にも強く、比較的栽培しやすいとされるブルーベリーですが、元々北米原産の果木ということで、気候などがあわないと元気がなくなったります。
ブルーベリーの木が弱ったときに復活させるテクニックを紹介します。
まずは不調にしない
ブルーベリーは樹勢が良いので、枝や葉に症状があらわれてしまったときには土中の根の部分では致命的なダメージ受けているということもあります。
そういったことを避けるためにも、まずはブルーベリーの木を不調にさせないということが大切です。
ブルーベリーを不調にしてしまう大きな原因としては、土の酸性度と水涸れがよくあげられます。
ブルーベリーは、耐陰性があり、多少の日陰でも1日4時間程度の日照があれば元気に育つ丈夫な植物ですが、根に若干の弱点があります。
ブルーベリーの根は、菌根と言って、細菌と共生することで土から養分を吸い上げることができる仕組みになっています。
そのため菌根菌が住みやすい土壌でなければブルーベリーも元気がなくなってしまうのです。
そこで、土壌の酸性度と適度な湿度が大切になります。
木の生命力
樹木というのは環境さえ整えばとても丈夫で生命力にあふれています。
ブルーベリーも、挿し木や接木で増やすことができるということからわかるように、とても丈夫です。
そんな樹木が弱ってしまう原因としては、環境の問題だったり、害虫ということがあげられます。
逆にいうと、そういった原因さえ取り除いてあげれば、手遅れになる前であれば木は自らの力で復活することができるのです。
ブルーベリーの木が弱ったときも、まずは原因を取り除いてあげて、復活するまでしばらくは様子を見るということが大切です。
下手に手を加えすぎてしまうと、そのことが原因でまた元気がなくなってしまうということもあります。
復活させる方法
元気がなくなった木はどのように復活させるとよいでしょう。
元気がないからといって、慌てて肥料をあげたり、植替えをしたりというのは逆効果になってしまうことがあります。
植え替えや追肥はシーズン外に行うと根に負担がかかってしまいます。
肥料については、土の表面に撒いた様な肥料は取り除いてしまった方がよいでしょう。
土は、酸性度を高めるために、ピートモスや硫黄粉を追加します。
樹上は、花や果実がある場合は全て取り除き、木の生命力を信じて安静にすることが大切です。
コガネムシの幼虫が疑われる場合は、薬を使う駆除が推奨されますが、鉢植えの場合は水没させてしまうという方法もあります。
いずれにせよ、元気がないブルーベリーを復活させるときは、木の負担を取り除くということが大切です。