ブルーベリーの枝が白いのは病気のサイン?対処方法とは

ブルーベリーを育てていると枝が白くなってしまうことがあります。

枝が白いのは問題ないのでしょうか。

ブルーベリーの枝が白い場合の対処法などを解説します。

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ブルーベリーの枝が白い原因

春先、ブルーベリーの花芽が膨らみはじめた頃によくあるトラブルとして枝に白い粉がついてしまうことがあります。

カビや悪い病気ではないかと、慌てて拭き取ってみても数日で再び白い粉がついています。

カビなどの感染の場合、いち早く枝を切断してカビの部分を処分しないと他の枝や株にまでカビが繁殖してしまいます。

しかし、切断はちょっと待ってください。

春先に枝につく白い粉はカビなどの病気ではない可能性があります。

そもそも春先は湿度もそこまで高くなく、葉が茂っていない風通しのよいブルーベリーの枝にはそこまでカビは生えません。

それでも白い粉がついているのは、ブルーベリーが根から吸い上げたミネラル分が枝に析出したということが考えられます。

この場合は特に対処しなくても、雨などで水がかかれば白い粉は溶けてなくなりますし、問題なく育ちます。

春先は剪定を済ませて収穫期に向けて準備をする時期です。

枝に白い粉がついてしまったからといって、せっかく収穫のために残していた枝を切ってしまわないようにしましょう。

カイガラムシの被害

春先に枝が白くなっている場合は大して問題がありませんが、春から初夏にかけて枝や葉が白い場合は害虫の被害にあっている可能性があります。

その害虫とはカイガラムシです。

カイガラムシは樹の栄養を吸い取ってしまうので、樹勢が弱ってしまったり、感染症を媒介したりします。

そもそもカイガラムシが繁殖しているということは樹の風通しが悪くなっているということでもあり、注意が必要です。

カイガラムシを見つけた場合はすぐに駆除することが大切です。

カイガラムシの繁殖時期は収穫期と近く農薬も使いにくいので、カイガラムシを見つけた場合は一匹ずつ捕殺しましょう。

クロロシスの可能性

ブルーベリーの枝葉の色が悪い原因としてはクロロシスの可能性もあります。

クロロシスはブルーベリーによく見られる症状で、ミネラル分の不足によって現れる症状で、葉が全体的に白っぽくなります。

一時的にクロロシスの症状になることはブルーベリー栽培ではよくあることで、土中の水分が十分になるとすぐに回復することもあります。

ただし、慢性的にクロロシスの症状が出ている場合は土壌の酸性度がアルカリ性寄りになっている場合もあるので、ピートモスなどで酸性土壌に戻してあげると回復します。

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