ブルーベリー手間のかかる植物ではありませんが、元気がないときはある程度対策をとることが必要です。
ブルーベリーに元気がないときにやるべきお世話について説明します。
ブルーベリーの元気がない原因
ブルーベリーの元気がない原因としては水涸れと土壌の酸性度がよくあります。
ブルーベリーは根の吸水力が強くないので、水涸れを起こしやすい植物です。
特に結実期や夏季は水涸れが原因で元気がなくなることが多くなります。
また、土壌がアルカリ性になると、ブルーベリーは根に共生している菌根菌の活動が弱くなるので養分を吸収できにくくなるので元気がなくなります。
ブルーベリーの元気がないときはまずこの2つが原因になります。
他には害虫の可能性や病気の可能性もあります。
ブルーベリーは比較的、害虫や病気のリスクが少ないとされますが、コガネムシの幼虫などは枯れる可能性もあるので天敵とされます。
やるべきお世話
ブルーベリーの元気がないときにやるべきお世話としては、まずは水やりと土壌の酸性度の確認、害虫の駆除です。
特に夏の時期は水涸れで元気がないということが多いので、気温があがらない早朝や夕方にしっかりと水やりをします。
ブルーベリーの土に含まれるピートモスは乾燥すると撥水するようになるため、一度乾燥した場合はたっぷりと水をあげてピートモスが湿るようにすることがポイントです。
もう1つ、酸性度の調整も大切です。
土がアルカリ性に傾いているときはピートモスなどで酸性に戻してあげます。
もし、コガネムシの幼虫が原因とわかった場合は、早急に駆除が必要です。
コガネムシの幼虫を駆除するには、薬剤を使用するか、掘り起こしたり鉢から取り出して幼虫を駆除するしかありません。
薬剤は植え替えをしないため、根を痛めつけることなくコガネムシを駆除することができます。
薬剤を使いたくないという場合は、椿油粕という方法もあります。
椿油粕に含まれるサポニンという成分がコガネムシの呼吸を止める作用があり、駆除することができるとされています。
ただし、椿油粕の効果はそこまで高くなく、絶対的なものではないので残った幼虫がいないか確認しながら使っていきましょう。
やってはいけないお世話
ブルーベリーに元気がないときにやってはいけないお世話としては、いじることです。
元気がないからといって、弱った枝を急に剪定したり植え替えをするなどしていじってしまうと、ますます弱ってしまいます。
コガネムシの幼虫を駆除するために植え替えたりするのは最終手段と考えましょう。
冬の休眠期以外に植え替えや剪定を行うのはブルーベリーにとってはかなりの負担になります。
弱っているときは、なるべくブルーベリーの苗にダメージを与えないようにすることが大切です。