ブルーベリーは果樹としては比較的小ぶりで、樹形もコントロールしやすいので植木鉢でも育てることができます。
ではブルーベリーはどのような種類の植木鉢を選べばよいのでしょう。
ブルーベリーの鉢選びを説明します。
植木鉢の種類
植木鉢の種類は大きくわけるとプラスチック製のものと、土製の素焼き鉢やテラコッタに分けられます。
プラスチック製の鉢は軽量で、加工もしやすいので様々な種類のものがあります。
しかし、プラスチック製の鉢は通気性や遮熱性が悪いので、水をやり過ぎて根腐れを起こさないようにしたり、夏場や冬は土の温度が高くなりすぎたり、低くなりすぎないように気をつけることが大切です。
素焼き鉢は通気性や遮熱性などのプラスチックでのデメリットがメリットとなります。
しかし、素焼き鉢は重いということがデメリットです。
大きなものになると、土を入れたあとはほとんど動かせないような重さになるものもあります。
ブルーベリーの植木鉢選び
ではブルーベリーはどのような植木鉢の種類がベストとなるのでしょう。
一般的には植物には通気性のよい素焼き鉢がよいとされていますが、ブルーベリーの場合はプラスチック製が良いとされます。
ブルーベリーは根の吸水力が弱いので、乾燥に弱いという特徴があります。
そのため、乾燥スピードが早い素焼きのものよりも、プラスチック製が良いのです。
ただし、素焼きでは育たないというわけではなく、乾燥に気をつければ素焼きでも問題ありません。
ブルーベリーは果樹としては小ぶりですが、木ですから大きく育ちます。
植え替えの手間を考えると最初から大きな種類の鉢を選びたくなりますが、ブルーベリーの鉢は成長に合わせたものを選ぶほうがよいとされます。
大きすぎる鉢を選んだ場合は、根が生えていない部分の土が常に湿ってしまうということが起きて、カビが繁殖する原因となったり、コガネムシの幼虫など土中の害虫が繁殖する可能性を高めてしまいます。
ブルーベリーの鉢の大きさとしては2年生の木で9か10号程度の鉢が適当とされます。
鉢植えの害虫対策
鉢植えのブルーベリーには害虫対策をすることも大切です。
害虫対策のポイントとしては、鉢を地面に直に置かないことです。
これによって、蟻などの害虫が鉢に巣を作ったりすることを避けることができます。
また、マルチをするということも害虫対策としては有効です。
マルチとは土の表面の藁やウッドチップなどで覆うことで、コガネムシが土に卵を生んだりすることを防ぐことができます。
マルチは直植えの場合にも有効な害虫対策ですが、鉢植えでは特に効果的です。