ブルーベリーの栽培ではせっかくだから大粒の果実を実らせたいですよね。
大粒のブルーベリーの種類の選び方や育て方を解説します。
大粒の品種を選ぶ
大粒のブルーベリーを育てたい場合は、まずはブルーベリーの種類の選び方が大切です。
ブルーベリーには大きく分けるとラビットアイとハイブッシュという2種類の系統がありますが、一般的にはハイブッシュ系の方が皮が薄く大粒に育ちやすいとされています。
大粒に育てたいという場合は、ハイブッシュ系の大粒品種を選ぶようにすると、果実の成長に期待ができます。
しかし、ハイブッシュ系よりもラビットアイ系の方が樹勢が強いので、木を丈夫に育てるならラビットアイ系の方が向いています。
当然ですが、健康な木の方が大きな実が成ります。
住んでいる土地の土壌や気候に合った種類のもので、大粒な品種を選ぶようにするとよいでしょう。
大粒に育てる育て方
大粒の種類を揃えたとしても、育て方が悪ければ大きな実は成りません。
ブルーベリーの実は1cm前後というのがよくあるサイズですが上手な育て方をすれば500円玉くらいの大きさまで大きくすることができます。
500円玉サイズのブルーベリーだと一粒でも食べごたえがありますよね。
大粒のブルーベリーの目標としてはこのサイズのものになります。
大粒に育てる育て方としては、やはり樹の健康が第一です。
鉢植えの場合は根詰まりしないように大きめの鉢で、露地植えの場合は土の状態をブルーベリーが好む酸性度に上手に調整してあげることがポイントです。
また、収穫期の管理も大切です。
ブルーベリーは実が色づいてからもさらに大きくなります。
この時期に水涸れなどを起こすと、実が一度萎んでしまい、皮が固くなるので大きな実になりません。
結果期はなるべく水涸れしないようにしっかりと水やりをすることが大切です。
大粒に育てるための剪定
大粒なブルーベリーの育て方として一番のポイントはやはり冬場の剪定です。
当然ですが、1本の枝から鈴なりにブルーベリーがなるような状態では大粒の実は望めません。
1本の枝には花芽が3~4個ぐらいになるように剪定をします。
ブルーベリーは先端の方の花芽が大粒に成長する傾向があります。
太く元気な枝が端になるように切り戻してあげると、その枝についた花芽が大粒に育ちやすくなります。
また、枝全体にしっかりと太陽の光が届くように、影となる部分を減らしたり、風通しがよくなるように剪定します。
冬場の剪定の成否が大粒なブルーベリーへとつながります。