ブルーベリーは比較的丈夫な植物ですが、北米原産の植物なので、日本では環境があわなかったりすると枯れることもあります。
ブルーベリーの枯れる原因や、復活させる方法について解説します。
ブルーベリーが枯れる原因
ブルーベリーが突然枯れる原因として、一番にあげられるのがコガネムシの幼虫です。
コガネムシの幼虫がブルーベリーの根元にいると根を食い荒らしてしまうので、今まで元気だったブルーベリーがあっという間に枯れてしまいます。
コガネムシの幼虫はブルーベリー栽培で一番の天敵となります。
次にブルーベリーが枯れる原因とされるのは、土壌の酸性度です。
ブルーベリーは酸性土壌でないとブルーベリーの根に共生している菌が活動してくれないので栄養を吸い上げることができなくなります。
それによって徐々に元気がなくなります。
その他に多い原因としては水涸れもあります。
ブルーベリーの根は菌と共生しているので根毛がなく、水を吸い上げる力が強くありません。
そのため、土が乾燥しすぎると元気がなくなってしまいます。
弱ったブルーベリーの見分け方
ブルーベリーは土中よりも樹上が丈夫という特徴があります。
枝葉に元気がなくなったときは、既に根に致命的なダメージが起きていて復活できないということもあります。
弱ったブルーベリーの見分け方としては、新梢や花芽です。
ブルーベリーは開花期や夏に新梢が発生し、秋には花芽分化が起こります。
そういった成長サイクルが順調に進んでいるか否かでブルーベリーが弱っていないかどうかを確認します。
復活させる方法とは
残念ながら枯れてしまった樹は復活させることはできません。
旅行から帰ってきたら、ブルーベリーが枯れてしまっていたなどという場合はさすがに手の打ちようがありません。
しかし、枯れそうな樹であれば復活させることができます。
まずは原因を特定して、不調となっている原因を取り除くことです。
害虫が原因の場合は害虫を取り除きます。
病気の枝があれば、その部分を剪定します。
土壌の酸性度が問題の場合はピートモスで酸性度を調整しましょう。
原因を取り除いたら、花や実を全て取り除いて、栄養が枝や葉、根に十分に行き渡るようにします。
あとは、ブルーベリーの樹勢を信じて様子を見ましょう。
不調時にあまり手を加えてしまうと余計樹にダメージを与えてしまう場合もあります。
最終的な手段としては挿し木があります。
ブルーベリーは挿し木で増やすことができます。
コガネムシの幼虫などに根を食い荒らされてしまい、樹の復活が難しいときは枯れる前に枝を何本か剪定して挿し木してみましょう。
樹の復活ができなくても、新しい苗を作ることができる場合があります。