ブルーベリーは品種が多いので品種選びも楽しみの1つとなります。
今回はそんなブルーベリーの中でもよく目にする機会があるウェイマウスという品種に注目します。
ウェイマウスの特徴や育て方について説明していきます。
ウェイマウスのメリット
ウェイマウスは1928年に交配が行われた、数多くあるブルーベリーの中でも古くからある品種です。
実の収穫時期が早いことが特徴なので、いち早く収穫したいという場合にはおすすめの品種となります。
複数のブルーベリーを育てていると、ウェイマウスだけがかなり早い時期に収穫されるという品種です。
ブルーベリーの粒としては中粒から大粒で、実つきもよいので、初心者でも育て方に神経質になることなく育てることができます。
ウェイマウスのデメリット
ウェイマウスのデメリットとしては、他のブルーベリーと比較して、果実の劣化が早いということです。
ブルーベリーは追熟しないので、完熟して収穫することが必要となるのですが、収穫後に品質劣化してしまうので商用には向かないとされています。
ウェイマウスの実は酸味が少なく、甘味が多いので味自体は悪くはありません。
しかし、商用にしようとすると、市場に出回るまでの輸送時間などで劣化して、粉っぽい味になってしまいます。
そのため、ウェイマウスは家庭菜園向けのブルーベリー品種ということになります。
逆にいうと、家庭菜園で育てる品種としてしてはウェイマウスはデメリットもあまり考えなくて良い品種ということになります。
ウェイマウスの育て方のポイント
ウェイマウスはノーザンハイブッシュ系のブルーベリー品種です。
育て方のポイントとしては、他のノーザンハイブッシュと同じく夏場の暑さに気をつけるということがポイントとなります。
特に九州などの夏の暑い地方では、夏場は乾燥に気をつけたり、強い日差しを避けるといったことが育て方としては大切です。
ノーザンハイブッシュということで、ウェイマウスは一株だけでも実をつけることができますが、実つきをよくするには同じノーザンハイブッシュのウェイマウス以外の品種と植えるとよいでしょう。
この場合、ウェイマウスと同じく早熟な品種を選ぶと、一度に多くの実を収穫できますし、収穫期が遅い品種にすればブルーベリーを長く楽しむことができます。
また、ウェイマウスは枝伸びが弱いので、冬場の剪定も育て方のポイントとなります。
実つきは悪くないのですが、収穫期後半には小粒になる傾向があるので、1つの枝からはあまり多くの実がならないように冬場の剪定によって管理する必要があります。