ブルーベリーは繊細な根をしているので、植え替えなどで根を守ってあげることが大切です。
その際には根切りなどをしてあげて根の成長を助けてあげます。
ブルーベリーの植え替えや根切りのポイントなどについてみていきましょう。
ブルーベリーの根詰まりの危険
ブルーベリーは鉢植えでも十分育てることができますが、鉢植えの場合は定期的な植え替えが必要となります。
ブルーベリーは直植えの場合は、枝の広がりと同じくらいの幅で根を広げます。
鉢植えの場合は、そこまで根を広げることはできませんから、根は鉢の中でぐるぐる周りながら成長します。
ある程度ならば問題ありませんが、過度にこの状態が進むと根詰まりを起こします。
根詰まりすると、根からの水分や栄養の吸収が悪くなるだけでなく、根腐れを起こしでしまったりもします。
ブルーベリーの植え替え時期
ブルーベリーの植え替え時期としては、まず最初の植え付けから2年目くらいが目安となります。
この時期はブルーベリーの株はどんどん成長して一気に大きくなっているので、最初の植え付け時の鉢の大きさでは根詰まりを起こしている可能性が高くなります。
2回目の植え替えはまた2~3年後となります。
2回目の植え替え時は最終的にブルーベリーの株をどの程度まで大きくするかということに合わせた大きさの鉢を選ぶとよいでしょう。
以降は、木に元気がなくなったときや、土の酸性度がアルカリ性寄りになったときなどに植え替えを行うようにします。
ブルーベリーの植え替えのポイント
ブルーベリーの植え替えは根の健康を保つことが目的です。
根が成長しやすい環境にしてあげることが植え替えのポイントとなります。
根が成長しやすい環境にするには植え替え時に根切りをします。
根切りは、古い根や混み合った根を整理して、新しい根の成長を促す作業です。
ブルーベリーを鉢から取り出すと、根に黒く変色した部分があることがあります。
黒く変色した根は、古くなった根なので剪定しても大丈夫です。
一方で、白い根は新しい根なので、なるべく切らないようにして成長を止めないようにします。
根切りをして整理してあげることで、植え替え後に新しい根が新しい土に広がるようになります。
また、植え替え時には、コガネムシの幼虫などの根を食う害虫がいないかチェックすることも大切です。
コガネムシの幼虫が根本にいると、ブルーベリーの根は一気に食い尽くされて枯れてしまいます。
植え替えのときは、このような幼虫がいないか確かめることも大切です。
植え替え後はしばらく直射日光を避け、根が成長するまで株を休ませてあげるとよいでしょう。