ブルーベリーを家庭菜園で育てる場合は鉢植えと、地植えによる栽培があります。
両者の栽培方法に違いはあるのでしょうか。
地植えで収穫を増やすポイントなどを解説します。
地植えと鉢植えの違い
ブルーベリーは家庭菜園では比較的鉢植えで栽培されることが多い植物です。
ブルーベリーは酸性土壌を好むという傾向があるので、鉢植えの場合は土が明確に区切られることから土壌のpH調整がしやすいので、ブルーベリー栽培は鉢植えで栽培されることがよくあります。
しかし、鉢植えの場合は根詰まりということがあります。
ブルーベリーは他の果樹よりも小ぶりとはいえ、やはり樹なので家庭菜園でも地植えではかなり広範囲に根を伸ばします。
鉢植えの場合は根の広がりが制限されるので、枝を広げすぎてしまうと養分不足な枝が増えてしまうので剪定で樹形が広がりすぎないようにすることが大切です。
地植えでの栽培のポイント
ブルーベリーを地植えする場合は50cm~70cm程度の広さを掘り返し、ピートモスで酸性度を調整します。
ブルーベリーはpH4~5程度に調整することで元気に育ちます。
日本の土壌は火山が多く、酸性の土壌が多いと言われますが、花壇などではアルカリ性に調整してあることもあるので、ブルーベリー専用の土などでは栽培できない地植えの場合は土壌の酸性度チェックが欠かせません。
また、ブルーベリーは水はけのよい土壌を好むので、モミガラなどを混ぜて水はけのよい土にすることもポイントになります。
家庭菜園でブルーベリーを地植えにするためには土壌改良が欠かせません。
モミガラは株の根元にマルチをすることでもブルーベリーの成長を助けてくれます。
これは鉢植えでも同じですが、マルチをすることで土壌の乾燥を防いだり土中にコガネムシなどの害虫が産卵することを予防することができます。
収穫量を増やす育て方
ブルーベリーは鉢植えの場合は根の成長が制限されるので、あまり大きく育てることはできません。
もちろん収穫量も枝ぶりで制限されます。
しかし、地植えにした場合は、根を広げられるので、大きく成長させることで収穫量をアップさせることも可能です。
大きく成長させることに成功したブルーベリーは1本で5kgを超える量の収穫が可能となります。
ブルーベリーは1年目の苗でも実を成らせることはできますが、2年目までは実を成らせずに木を成長させることが収穫量を増やすポイントになります。
幼木のうちは花芽は剪定するようにしましょう。
家庭菜園でブルーベリーを植えたときは早く多くの実を収穫したいと思いますが、収穫は3年目くらいから徐々に増やしていくことで、将来的な収穫量を増やすことができます。