様々な効能がいわれるブルーベリーですが、生のブルーベリーはなかなか手に入れにくいですよね。
手軽な保存食であるドライフルーツでも同じような効能が得られるのでしょうか。
ドライフルーツとブルーベリーについて解説していきます。
ドライフルーツの比較
まずは一般的な生のフルーツとドライフルーツについて比較してみましょう。
ドライフルーツは乾燥させて水分を減らすことで果物の長期保存可能とした保存食です。
ドライフルーツは生のフルーツと比べると、水分が少なくなった分、栄養価が凝縮されています。
特にミネラルは飛躍的に増えます。
ミネラルは、単に水分が少なくなって凝縮されただけでなく、太陽光を浴びることで紫外線の作用によって乾燥前よりも含有量が増えるのです。
保存性が高く、栄養価が凝縮されミネラルが増えたドライフルーツは果物の効能を手軽に得るためににはうってつけの食材と言えるのです。
ただし、ドライフルーツには1つ注意点があります。
それは糖質です。
市販のドライフルーツは保存可能期間を伸ばすために砂糖をまぶしている物が多くあります。
また、水分が抜けて糖質も凝縮しているので、食べ過ぎると糖質過多となってしまうので注意が必要です。
ブルーベリーの効能
ブルーベリーのドライフルーツの効能で最も注目されるのは、やはり生のブルーベリーでも摂取できるポリフェノールのアントシアニンですが、ドライフルーツとして注目したいのは食物繊維です。
ブルーベリーのドライフルーツは、ドライフルーツの中でもトップクラスの食物繊維の量です。
ブルーベリーのドライフルーツは食物繊維が群を抜いて多いので、ダイエットやデトックスといった効能を得られることができます。
ブルーベリーの食物繊維は生の状態でも十分豊富なのですが、乾燥させることでナッツ類に匹敵する食物繊維の量となります。
もちろん、ブルーベリーの健康の効能を支えるアントシアニンの効果もドライフルーツでも得ることができます。
ドライフルーツによって、ブルーベリーの旬と関係なく継続的にアントシアニンを摂取することができます。
ドライフルーツの作り方
通常、果物には80~90%の水分が含まれていますが、ドライフルーツは20%以下にまで乾燥させます。
水分量を減らすことで3ヶ月程度の保存が可能になります。
市販されているドライフルーツは更に、砂糖を加えることで、腐敗菌の繁殖を抑え、長期保存を可能にしています。
手軽なドライフルーツの作り方としては、天日干しです。
天日にあてて乾燥させることで、水分量を減らしていきます。
どの程度まで乾燥させるかや天候によっても変わってきますが、3週間ほど乾燥させるとかなり水分が少なくなります。
水分量が目的の割合まで乾燥できたかどうかは重量を計ることでわかるので、乾燥前の重量を計っておくとよいでしょう。