糖尿病でブルーベリーなどの果実はどれくらいの量なら問題ないか

糖尿病というと甘い物の量を制限しないといけないので、果物は量が制限されるように思われます。

しかし、近年、甘い果物であるブルーベリーと糖尿病について意外な研究結果が発表されています。

その研究結果について説明します。

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糖尿病とは

糖尿病は血糖値をコントロールする役割のあるインスリンに何らかの問題が生じることで、血糖値のコントロールがうまくできなくなり、様々な体調不良を生じる病気です。

糖尿病はその原因によって1型糖尿病と2型糖尿病に分けられます。

1型糖尿病はインスリンの分泌に問題がある糖尿病で、その原因は先天的なものなどがあり若い年齢でも発症するということがあげられます。

2型糖尿病は生活習慣などが原因となり、インスリン抵抗性というインスリンがうまく機能しない状態となってしまった糖尿病です。

いわゆる生活習慣病であげられる糖尿病はこの2型糖尿病で、生活習慣を整えることで予防したり改善することが可能です。

ブルーベリーには驚きの効果

ハーバード公衆衛生大学院栄養学部の村木功氏2013年に発表した研究によると、リンゴやブドウ、ブルーベリーなどの果物を週に3回食べると糖尿病の発症リスクが低下するということが明らかになりました。

これはあまりかの18万人を対象とした統計で、週3回以上果物を食べる人は、まったく食べない人に比べると糖尿病のリスクが10%も減少していました。

特にブルーベリーを食べていた人は33%のリスク低下が見られ、果物の中でもトップクラスの減少率となりました。

これは、ブルーベリーには食物繊維の量が豊富なので、糖の吸収を穏やかにして、血糖値の急上昇を抑える効果があることや、豊富なポリフェノールや、ビタミン類などによる抗酸化作用があることが理由としてあげられます。

果物には甘味成分が多いので、糖尿病リスクを高めるとされていましたが、実は逆に糖尿病リスクを下げるということが解明されました。

糖尿病を発症したあとでも、カロリー制限の範囲内の量であれば、果物は特に制限されなくなってきています。

ブルーベリーの食べ方のポイント

まず大前提ですが、ブルーベリーを始め、果物には一定量の糖類が含まれています。

大量に食べれば糖尿病リスクは逆に高まります。

1日の摂取カロリーの範囲内において食べるようにしましょう。

特に糖尿病を発症している人は医師にカロリー制限の指導を受けているはずなので、果物を食事に取り入れる場合は医師の指示を仰ぐようにしましょう。

次にあげられるポイントとしては、皮ごと食べるということです。

ブルーベリーのポリフェノールは皮に多く含まれています。

皮ごと食べることで食物繊維も多く取れるので効果的です。

最後に気をつけたいのがフルーツジュースです。

市販のフルーツジュースには糖類が添加されていたりするので、糖尿病リスクを高めることになってしまいます。

また、ジュースにするとついつい大量に果物を摂取しすぎてしまう可能性もあるので、量にも注意が必要です。

上手に果物を取り入れて、糖尿病リスクを下げるようにしましょう。

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