目をはじめ、様々な健康効果が謳われるブルーベリー。
ブルーベリーは赤ちゃんの離乳食にあげても安全なのでしょうか。
ブルーベリーの赤ちゃんへの与え方やアレルギーのリスクなどについてみていきましょう。
赤ちゃんのアレルギー
まずは一般的な赤ちゃんのアレルギーについてみていきましょう。
アレルギーとは特定のタンパク質に体内の抗体が過剰反応して、湿疹や嘔吐などの症状が出ることです。
大人であれば、アレルギーが出れば自覚症状としてわかるのですが、赤ちゃんの場合はそうもいきません。
特に食べ物は、赤ちゃんの場合ははじめての食べ物だらけということで、何かアレルギー反応をおこしてないか様子をみながら食べさせる必要があります。
アレルギー症状は、よくある湿疹などから、下痢、嘔吐、発熱など様々な症状があります。
赤ちゃんの場合は自己申告してくれないので、新しい食べ物に挑戦した場合は、まずは口の周りが赤くなったりしていないかなどを確認する必要があります。
ただ単に吐き出した場合は、アレルギーによる嘔吐なのか、新しい食べ物に拒絶しただけなのかわかりません。
口の周りの発疹や発熱などの症状を注意深く観察してあげることが大切になります。
ブルーベリーアレルギー
次にブルーベリーのアレルギーについてみていきましょう。
ブルーベリーは加工食品のアレルギー表示対象品目には入っていません。
アレルギー表示対象品目には食物アレルギーを引き起こす頻度が高いものや、重症度が高いものが対象となっています。
特定原材料7品目と特定原材料に準ずる20品目の計27品目が対象となっていて、果物ではバナナやキウイ、りんご、ももが指定されていますが、ブルーベリーは入っていません。
しかし、ブルーベリーでもアレルギーを発症する可能性はあります。
1つはブルーベリーのタンパク質にそのものに対してアレルギー反応を起こしてしまう場合。
もう1つは、ブルーベリーが属する、ツツジ科の植物にアレルギーがあり、ブルーベリーにも同じ様にアレルギー反応を起こしてしまう場合です。
アレルギー表示対象品目に比較すれば、アレルギー発症のリスクはかなり低くなりますが、絶対安全な食材とも言えない点は頭に入れておく必要があります。
赤ちゃんに食べさせるときのポイント
ブルーベリーは離乳食中期、生後半年を超えたあたりから赤ちゃんに食べさせることができます。
しかし、ブルーベリーの粒は、丸ごと食べさせると喉に詰まらせてしまう危険性などがあるので、フォークで潰したり、裏ごししたものをあげるようにしましょう。
ブルーベリーは酸味が少ない果物で、食物繊維が豊富な割りには消化時間も短く、離乳食には適した食材といえます。
赤ちゃんにアレルギーなどがみられなければ、徐々に増やしてあげるとよいでしょう。