ブルーベリーは色によって成分や健康効果に違いがあるのか

ブルーベリーはその名の通り、濃い青色の実が特徴的ですが、その色にはどのような意味があるのでしょう。

ブルーベリーの色の成分や特徴について解説します。

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ブルーベリーの色と収穫時期

ブルーベリーは収穫期になると濃い青や青紫に色づきます。

ブルーベリーのラビットアイという系統では文字通り兎の眼の様に最初は赤く色づきますが、収穫期にはハイブッシュ系と同じ濃い青になっていきます。

ただ、収穫期のブルーベリーの色で難しいことは、青色が完熟の目印とはならないということです。

ブルーベリーは濃い青に色づいたあとも、数日をかけて完熟へと向かいます。

色づいたからといって収穫していると、未熟で酸味が強かったり、甘みの薄いブルーベリーを収穫することになってしまいます。

ブルーベリーの完熟は、果軸という実の軸部分まで色づいてからが収穫に適した時期となっています。

ブルーベリーを収穫するときは実の色だけでなく、果軸までみて収穫するとよいでしょう。

ブルーベリーの色の成分

ブルーベリーには数百の品種があるとされていますが、その実はほとんどが名前の由来となる濃い青、青紫となっています。

ブルーベリーはその色の成分に特徴があるのです。

ブルーベリーの青はアントシアニンという成分によって色づいています。

アントシアニンは、紫キャベツやナス、紫芋などにも含まれている成分で、自然界にある紫色や青を生み出している色素の1つといえます。

アントシアニンはいわゆるポリフェノールに分類される成分で、強い抗酸化さようでアンチエイジングなどの効果が期待される成分です。

アントシアニンは、ブルーベリーの実を切ってみるとわかるとおり、実よりも皮の部分に多く含まれています。

ブルーベリーの皮を向いて食べる人は少ないでしょうが、アントシアニンを摂取するには丸ごと食べたほうが良いということになります。

また、ブルーベリーは冷凍することによって皮の細胞が壊れるので、生よりも冷凍の方がアントシアニンの吸収効率はよくなります。

ブルーベリーの色素で科学実験

ブルーベリーの色素成分であるアントシアニンには、健康に良いとされる以外にも面白い性質があります。

アントシアニンはpH7つまり、中性付近では紫色、酸性ではピンクや赤、アルカリ性では青や緑に色が変化します。

この性質を利用して、ブルーベリーの色素による面白い実験ができます。

例えば、ホットケーキミックスにブルーベリージャムを加えて作ると、ホットケーキが緑色に焼き上がります。

それにレモン汁をかけると酸に反応してピンク色になります。

ブルーベリーの色素成分は面白い科学実験でも大活躍します。

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