さあ、家庭菜園でブルーベリーを始めましょう。
しかし、植え付けに最適な時期はいつなのでしょう。
家庭菜園でブルーベリーをはじめるベストな時期を解説します。
ブルーベリーの結実時期
ブルーベリーの植え付け時期を知るには、まずはブルーベリーの実のなる時期を知っておく必要があります。
ブルーベリーは春に花を咲かせて、初夏にかけて結実します。
具体的な月としては、花芽は2月頃からつきはじめて、3月に蕾になり始めて、4月頃から咲き始めます。
寒冷地ではこれから1ヶ月くらい遅くなります。
実は開花後、花が落ちてから1ヶ月くらいをかけて徐々に大きく膨らんでいきます。
そして、さらに1ヶ月ぐらいをかけて色付きます。
そのため収穫期は6月~7月にかけてとなります。
収穫期が長いため、ブルーベリーは家庭菜園で収穫が長期楽しめるフルーツです。
初年度の注意点
ブルーベリーを育てる場合、初年度は注意点があります。
それは実をつけさせないということです。
2年目、3年目のブルーベリーの幼木はまだ十分に成長していないので、実をつけさせずに成長に栄養を使わせることで、その後に実をたくさんつけるようにするのです。
幼木に実をつけてしまうと、花や実に栄養をとられてしまうので、次の年に実がつかなくなってしまったり、小さな実しかならないということもあります。
家庭菜園でブルーベリーをはじめるときは、花芽や実がついてしまっている幼木ではなく、花芽をつける前の木を買うことが大切です。
もちろん、3年目以降の大きな木を買う場合は、このことは気にすることはありません。
ブルーベリー植え付けにベストな時期
結実期と、幼木には実をつけさせない方が良い、ということがわかると植え付けにベストな時期が見えてきます。
家庭菜園で、ブルーベリーを植え付ける場合は、開花期前の2~3月頃がベストとなります。
この時期は木は休眠明けで、大きく成長しようとしている時期なので植え替えによって新しい土から栄養を得ることができます。
また開花期から結実期は、木はエネルギーを使うので植え付けによる環境変化のストレスを避けるためにも、休眠期からあけるこの時期がベストとなります。
幼木の場合はこの時期に植え付けて、花芽を剪定して来年に向けて大きく育つようにするとよいでしょう。
家庭菜園では早くブルーベリーの収穫を楽しみたいからと、花が咲いている株を選んで購入したりということもありますが、大きく育てるためには、開花前に購入して、1年目は花芽を落としてしまうことがベストとなります。
早く収穫を楽しみたいという場合は3年め以降の大きめの株を購入するようにするとよいでしょう。