ブルーベリーの健康効果はよく目にしますが、生のブルーベリーってなかなか手に入れにくいですよね。
ブルーベリーのエキスを使われた飴でも健康効果は得られるのでしょうか。
飴などの加工食品におけるブルーベリーの健康効果について解説していきます。
ブルーベリーの健康効果
まずはブルーベリーの栄養価についてみていきましょう。
ブルーベリーには健康効果を支える様々な栄養価が含まれています。
身近なものとしては食物繊維とビタミン類があります。
ブルーベリーは果物の中では有数の食物繊維含有量があります。
そのため、生のブルーベリーには便秘解消効果や整腸効果が期待できます。
また、ブルーベリーに含まれるビタミン類には抗酸化作用があるので、デトックスやアンチエイジングといった美容効果などにも期待されます。
そんな中でもブルーベリーの健康効果を支える栄養として注目を集めるのがポリフェノールのアントシアニンではないでしょうか。
アントシアニンは目の細胞で重要な役割を果たすタンパク質の合成を助けたり、強力な抗酸化作用によって、アンチエイジングや認知症などにも効果があるとされます。
ブルーベリーの特別な健康効果はこのアントシアニンによる物が多くを占めています。
ポリフェノールと熱
アントシアニンはブルーベリーを加工食品などにしても量が減ったりしないのでしょうか。
ブルーベリーのアントシアニンを最も効率よく食べる方法の1つとしては冷凍だと言われます。
それはブルーベリーは冷凍することによって、最もアントシアニンが含まれている果皮の細胞が壊れ、消化しやすくなるからです。
このことは、生のブルーベリーからは吸収しきれないアントシアニンがあるということと、冷凍してもアントシアニンの量は変わらないということです。
では、加熱はどうでしょう。
アントシアニンは安定しているので加熱にも強いとされています。
アントシアニンは80度の加熱であれば、2時間加熱してもほとんど低下せず、100度の加熱でも80%以上が残存できるというデータもあります。
つまり飴などのブルーベリーの加工食品でもアントシアニンの効果は期待できるということです。
ブルーベリーの飴の種類
ブルーベリーの飴にはいくつかの種類に分けられます。
ブルーベリーの果汁を使った飴や、ブルーベリーエキスを加えている飴、アントシアニンを加えることでブルーベリーの色をつけている飴などです。
いずれにしても、アントシアニンはある程度の加熱加工でも耐えられるので、アントシアニンの健康効果は十分期待できます。
一方で、ブルーベリーに含まれるビタミン類は熱加工に弱く、加工段階で壊れてしまうビタミンもあります。
ブルーベリーの飴ではアントシアニンの摂取を目的とするのがよいでしょう。