ブルーベリーは実が鈴なりになることももちろん楽しみの1つですが、実がなる初夏以外にも楽しみがあります。
実を収穫し終わり、葉が落ち始める秋にはどのような楽しみ方ができるのでしょうか。
そんなブルーベリーの秋の楽しみ方や成長、お世話の仕方などについて解説していきます。
ブルーベリーの秋の楽しみ
ブルーベリーと言えば、実がなる初夏ですが、春は可愛らしい花が咲きますし、秋も楽しむことができます。
夏場に成長し、大きく枝葉を広げてブルーベリーは、秋には紅葉し、庭に彩りを与えてくれます。
秋から冬にかけては、どうしても庭の花壇が寂しくなりますが、ブルーベリーを植えておくと鮮やかな紅葉が庭のアクセントとなります。
四季折々の表情を見せてくれるということが、ガーデニングでブルーベリーが人気となる理由の1つでもあります。
秋のお世話
秋に紅葉したブルーベリーは、冬には落葉し休眠状態になります。
そのため、秋のブルーベリーは休眠に向けた準備をしています。
花を咲かせ、実を成長させようとしている春や、太陽の光を浴びて大きく枝葉を伸ばして成長する夏といった養分を必要としている時期と比較すると、休眠に向けて準備をしている秋にはブルーベリーは特にお世話をすることはありません。
害虫の予防や、秋の強い風に対する対策などをして、休眠前になるべく株が傷まないようにしてあげるとよいでしょう。
特に積雪の多い地域の場合、冬に雪の重みで枝が折れてしまうことがあるので、秋のうちに雪対策をしておくことは大切です。
秋に必ずしなければならないと成長に影響があるというお世話はありませんが、株を守ってあげるようなお世話をしてあげることは大切です。
秋には剪定をしない理由
ブルーベリーは成長に合わせて剪定をしてあげることで実付きや実を大きくするために大切ですが、秋には剪定を行いません。
ブルーベリーは基本的には冬に剪定をします。
冬は木が休眠状態になっているので、剪定のダメージが少なく、また、花芽が付き始めることから、剪定によって実をつける枝をコントロールすることができます。
あとは、枝が茂りすぎたときに夏にも剪定を行っても良いですが、あまり秋には剪定をしない方が良いとされます。
それは、秋は冬の休眠に向けて根を成長させている期間だからです。
秋は新芽が作られない分、根に栄養が行き、根が成長していきます。
この期間に剪定をしてしまうと、大きな枝は根の成長にも影響するので根を痛めてしまいます。
枝が邪魔になるなどして、秋に剪定が必要となった場合には大きな枝は避け、最低限の剪定をするようにしましょう。