ブルーベリーの枝が折れたときに気をつけるポイント

ブルーベリーの枝は細いものが多いので、うっかり折れるということもよくあります。

ブルーベリーの枝が折れたときの対処法について解説します。

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枝が折れる原因

ブルーベリーの枝はあまり太く成長しないので、ちょっとしたことで折れます。

苗を植えるときや、お世話をしているとき、収穫しているときなど人が接触してしまったことで折れるということはよくあります。

その他には、強風や、雪の重みなどの物理的な衝撃で折れたりします。

ブルーベリーの枝が折れてしまうと、そこから病原菌などが侵入し枝枯れ病などの病気となることがあるので、枝が折れてしまった場合は、剪定ばさみなどで切り戻し、断面の面積を小さくしてあげることが大切です。

物理的な衝撃で折れてしまうことは、不注意もありますがある程度は仕方のないものといえます。

しかし、問題なのは台風ほどの強風でもないのに折れてしまったりする場合です。

ちょっとした衝撃や、風などでいつの間にか枝が折れたりする場合は、樹が弱っているということが考えられます。

最も気をつけたいのが害虫です。

コウモリガの幼虫に枝の中を食われていたり、コガネムシの幼虫に根を食われているなどで弱っているとちょっとしたことでも枝が折れます。

また、土中に窒素が増えすぎると、枝がひょろ長く伸びて徒長してしまい折れやすくなるということもあります。

枝が折れた場合の対処

まず、人為的ミスや強風などで枝が折れた場合は、折れた断面をきれいにしてあげれば問題ありません。

少し太めの枝を折ってしまった場合は、折れた枝を挿し木にしてあげると新しい株を増やすこともできます。

うっかり枝を折ってしまうと、精神的に凹んだりすることもありますが、挿し木にすれば新たな楽しみにもなります。

挿し木は初夏や秋が最適の時期とされます。

ブルーベリーの剪定時期である冬に刈った枝ではなかなか挿し木はできませんが、収穫期とかにうっかり折ってしまった枝の場合は最適の時期に挿し木することができます。

もし、うっかりや強風などではなく、ポロッと枝が折れた場合は、切断面をよく観察することが大切です。

枝の中に虫食いの跡があった場合は原因となっている幼虫を駆除することが必要です。

癒合剤

ブルーベリーの枝は太くないので、折れた場合は、剪定ばさみなどで断面を整えてあげれば樹自身が癒合組織を使って切り口をすぐにコーディングするので問題ありませんが、万全を期すなら癒合剤を使うと病原菌などの感染を防ぎやすくなります。

癒合剤は盆栽などでよく使われますが、切断面に塗布して木を保護する薬です。

枝の折れた部分が気になる場合は癒合剤を使ってもよいでしょう。

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