ブルーベリーは完熟で収穫することが大切とされます。
ブルーベリーは完熟での収穫がなぜ必要なのか、完熟果の見分け方などについて解説します。
ブルーベリーの完熟方法
キウイやメロン、バナナは収穫後に一定期間保管してから食べることで甘みが増します。
これを追熟と言いますが、ブルーベリーは追熟はしないので、収穫後に甘みが増すということはありません。
そのため、ブルーベリーは樹になったまま完熟させて収穫することがポイントとなります。
これがブルーベリー栽培で完熟果の見分け方が重要となる理由です。
完熟の見分け方
美味しいブルーベリーを収穫するには樹上完熟がポイントですから、完熟果の見分け方が重要になります。
ブルーベリーの完熟は果実付け根部分、果軸周辺が見分け方のポイントとなります。
未熟果は果軸周辺の色づきがまだ悪く、薄い紫になっています。
完熟すると、果軸周辺まで濃い青紫になるので、ここをみることが完熟の見分け方としては重要です。
しかし、実つきが良いブルーベリーの場合は何個も重なるように実るため、果軸部分が見にくかったりもします。
その場合は、色づいてからの日数をカウントして、全体が色づいてから5日ほど経過した実を収穫するとよいでしょう。
ただし、完熟したブルーベリーは雨などが降って水分が多くなると割れてしまうことがあります。
天気予報で雨マークがあったときは、収穫を早めに行うことで裂果を防ぐことができます。
ブルーベリーの甘みと酸味
ブルーベリーは未熟果は酸味が強く、熟するにつれて甘みが増していきます。
しかし、先程書いたように収穫後は追熟しないので、未熟果を収穫してしまった場合は酸味の強いブルーベリーを食べなくてはいけません。
また、完熟の見分け方をおさえた上で収穫しても、果実の熟し具合には個体差もあります。
ブルーベリーの美味しい食べ方としては、複数の実を口にいれて頬張ることがあげられます。
こうすることで、未熟果の酸味を抑えてブルーベリー本来の甘みを味わうことができます。
また、ブルーベリーは加工に向いている果物なので、未熟果を収穫した場合は冷凍して保存しておいて、ジャムなどに加工するのもおすすめです。
家庭菜園でブルーベリーを栽培していると、ジャムを作るくらい収穫するというのは1つの目標でもありますが、ブルーベリーは樹になっている果実が徐々に熟していくので一度でジャムにする十分な量を収穫できるとは限りません。
完熟したブルーベリーは日持ちもしないので、冷凍してある程度保存しておいて、収穫期が終わって量が集まったときにジャムにすると良いでしょう。