人間の体に様々な健康効果をもたらしてくれるブルーベリー、ぜひとも愛犬の健康にも役立てたいですよね。
しかし、犬にブルーベリーを与えてもアレルギーなどの心配はないのでしょうか。
犬がブルーベリーを食べるときのポイントについて解説していきます。
犬のアレルギー
犬も人間と同じような様々なアレルギー症状を引き起こします。
犬のアレルギーでよく見られるのは皮膚疾患で、犬が頻繁に掻きむしる部分があったり、発疹が出ている場合はアレルギー反応を起こしている可能性があるので注意してあげてください。
あるペットフードメーカーの調べでは、40%近い犬が食物アレルギー、もしくは食物アレルギーの疑いがあるとう調査結果もあるので、犬にとってアレルギーは身近な疾患の1つということになります。
そのため、飼い主さんは愛犬が食べるものに対して、常に注意しておく必要があります。
ブルーベリーは大丈夫か
犬が食べるとNGなフルーツとしてはブドウが有名です。
犬はブドウを食べるとブドウ中毒を起こし、場合によっては命の危険もあります。
ブルーベリーはブドウに似た果実なので、心配する飼い主さんも多いのですが、基本的にブルーベリーではブドウ中毒は起こりません。
ブドウはブドウ科の植物であるのに対して、ブルーベリーはツツジ科の植物で全く違うものなので、ブドウ中毒の心配はありません。
アレルギーに関しては、犬はとうもろこしや大豆などの穀類や、肉類、乳製品などでよくアレルギーを起こします。
ブルーベリーのアレルギーリスクはそこまで高くないと言えます。
ただし、どんな食材でもアレルギーを起こすリスクは0ではないので、初めて食べるものに対しては、アレルギーが出ないかよく観察する必要があります。
ブルーベリーの食べさせ方
犬がブルーベリーを食べるときに気をつけなければならないのは量です。
ブルーベリーは食物繊維が豊富な食材なのですが、犬は食物繊維を消化するのが得意ではありません。
あまり多くのブルーベリーを犬が食べると下痢などの原因となってしまいます。
犬にブルーベリーを与えるときは、中型犬で1日5粒程度を目安として、お腹の調子などをみながが量を加減してあげるとよいでしょう。
人間にはポリフェノールのアントシアニンをはじめ、様々な健康効果の研究が進んでいますが、犬がブルーベリーを食べることで同様の効果が出るかどうかということはまだ解明が進んでいません。
愛犬を健康にしたいから、ブルーベリーを是が非でも食べさせるというよりは、おやつ感覚で与えて、健康に効果があったらいいなくらいの気持ちでいるとよいでしょう。